ネオン管の看板と平仮名の文字が、どこか懐かしさを感じさせる「すなっく さくらんぼ」。親しみやすい雰囲気に引かれてドアを開けると、明るい笑顔の小池さんが出迎えてくれます。結婚を機に出身の長野県から滋賀県に来たのは19歳の時。その後、紆余曲折を経てこの世界に飛び込み、2006年に独立。2014年に現在の場所に移転し、15周年を迎えました。

心掛けているのは、一人一人のお客様を大事にすること。特に初めて来店する人には心を寄せ、楽しく過ごせるように気を配ります。カウンター越しに目に入るのは、「心を許せる、なぜかそんな気持ちになるお店」と書かれた張り紙。誰でも気兼ねなく入れるお店でありたいと思っています。

明るく包容力のある小池さんの人柄に引かれ、会話を楽しみに足を運ぶ常連客もいれば、出張や観光で訪れて顔なじみになった人もいるなど、誰もが心地よく過ごせるお店として親しまれています。カラオケを歌ったり、悩み事を相談したり、その日の気分で自由に過ごせるのが魅力。「すなっく」の醍醐味を存分に味わえます。