店主の楠目さんは高知県出身。転勤で全国をまわるサラリーマン生活が続き、転職を考えたのが45歳の時。退職時は金沢にいたそうですが、琵琶湖や城下町の風景、住みやすさ、アクセスの良さを気に入り、7年前に彦根に移住しました。

彦根には友人も多く、袋町も馴染みの場所。その場所に自分の店を持てるということに魅力を感じ、2016年、申年に「猿（えん）」と名付けた店をオープンしました。一人暮らしが長く、料理も得意だった楠目さんは、袋町にはない、お好み焼きや博多直送の長浜ラーメンをメニューに揃え、気軽に通える大衆酒場を営んでいます。

モットーは「安く、楽しく」。週末には女性スタッフが揃い、スナックのようなアットホームな雰囲気で楽しめるのも特徴。仕事帰りに気軽に立ち寄れる店にしたいと考えています。「若い人から外国人まで、誰でも気軽に楽しめるのが袋町の魅力。自分に合うお店を見つけるのも楽しいもの。自分でお店をしたい人にもおすすめです」。