日本一の湖を体感ツアー

日本一の湖を体感ツアー

船で、島で、ウォータースポーツで!

place 彦根市 access_time 2021年3月17日更新

滋賀県の中心で、豊かな水をたたえ続ける琵琶湖。日本一の面積と貯水量を持つ湖としても有名ですよね!

湖岸から見る美しい景色で観光地として人気の琵琶湖ですが、実はアクティブに遊べるスポットも満載なんです。今回は外から、中から、上から、いろんな角度から琵琶湖をまるごと体験するツアーをご紹介します!

水の神が棲むパワースポット「竹生島」

最初の目的地は、琵琶湖に浮かぶパワースポット「竹生島」。古くから水の神様が棲む島といわれ、信仰の対象とされてきました。竹生島までは、彦根港から出ている定期船で向かいます。

券売機で往復のチケットを購入。

船に乗って、出発です!運が良ければ井伊家の家紋が入った赤備え船「直政」に乗れることも。

気持ちのいい風に吹かれながら、琵琶湖の上をぐんぐん進みます。沖に出るほど水面の青色が濃くなって、白い波とのコントラストが本当にきれい!

40分ほどで竹生島港に到着しました。参拝券を買って少し進むと、目の前に165段の石段が出現!

けっこう急な階段なので、履き慣れたスニーカーで来るのがおすすめです。

途中で振り返ってみると、鮮やかな緑の間から琵琶湖がキラキラと光る絶景が見えました!

階段を上りきると「宝厳寺」に到着。七福神の紅一点、弁財天を祀っており、交通安全や開運厄除、芸能上達のご利益があるそうです。

堂内には「願いダルマ」があり、ダルマの中に願い事を書いた紙を入れて奉納するとご利益があるといわれています。

さっそく願い事を書いた紙をダルマに収め、

奉納して、しっかりお祈り。このダルマは本堂で1年間祈願してもらえるそうです。願いごとが叶いますように!

鮮やかな装飾が美しい国宝の「唐門」や、

豊臣秀吉の御座船を再利用してつくられたという重要文化財の「舟廊下」を抜けて、

「都久夫須麻神社(つくぶすま じんじゃ)」へ。ご神体は竹生島そのもので、こちらの建物も国宝に指定されています。

そして島一番の絶景スポットといわれる「竜神拝所」でできるのが、「かわらけ投げ」!

土器(かわらけ)に願いごとを書いて湖面に突き出た宮崎鳥居へ投げ、かわらけが鳥居をくぐれば願いごとが成就するのだとか。

せっかくなので、張り切って挑戦!思い切って投げたものの、鳥居まで届かず…難しい分、上手くいったら本当に願いが叶いそうな気がします。みなさんも竹生島へ行ったらぜひチャレンジしてみてください!

島内の見どころを回って港に戻ると、ちょうど帰りの船が出る時間になっていました。パワースポットをめぐり、たくさんお祈りをして大満足!さすが神の棲む島といわれるだけありますね!

野菜たっぷりのワンプレートが嬉しい!「Eight hills delicatessen」

船を降りたら、いよいよランチタイム!彦根港から車で10分ほどの「eight hills delicatessen(エイトヒルズデリカテッセン)」へ。

入ってすぐのショーケースには、手づくりのハムやお惣菜がずらり!4種類あるランチメニューから「デリカテッセン8種盛り」に決めて、ショーケースからメイン料理を選びます。

まず運ばれてきたのは、ミートローフがメインの盛り合わせ!ブルーのお皿にメイン料理と8種類のサラダやデリが盛られていて、見た目も楽しい一皿です。

ミートローフはお肉の旨味がギュッと詰まっていて食べごたえあり!中に入ったチーズやナッツ、フレッシュトマトのソースがおいしさを更に引き立てます。

続いては、ハニーナッツステーキがメインの8種盛り。

こちらは甘みがあってとってもジューシー!ステーキですが重くなく、ペロリと食べられました。野菜たっぷりのワンプレートで、いろんな味が少しずつ楽しめるのも嬉しいところ。スープ、パン、ドリンクも付いたボリューム満点のランチでお腹いっぱいになりました!

絶景の浜辺でウォータースポーツを楽しむ!「ウインドサーフショップHaneli」

おいしいものを食べた後は運動!ということで、ウォータースポーツを楽しみに再び琵琶湖へ。「ウインドサーフショップHaneli(ハネリ)」のある新海浜は、関西で一番のウインドサーフィンスポットです。遠浅で岩場の少ないきれいなビーチは、地元の人達から「彦根のハワイ」と呼ばれているのだとか!

インストラクター歴30年という森山さんからレクチャーを受けたら、さっそく琵琶湖に向かって出発!

最初はグラグラしましたが、森山さんのアドバイス通り進行方向を見て、両腕両足を伸ばしてリラックスすると、スーッと進むことができました。

風にのってゆっくりと沖に向かいます。琵琶湖の水面が、空の青を映してすごくきれい!

慣れてくると、岸に向かって手を振る余裕も出てきました。

波が穏やかな日は、SUPも楽しむことができます!

オールで漕ぎながらゆっくり進むので、まるで琵琶湖の上を優雅にお散歩している気分。

「まずは楽しむことが一番なので、お客さんには自由にやってもらっています。質問があれば何でも答えますし、上達したい人はどんどん上手くなれますよ!」と森山さん。練習すれば、時速50キロを超えるスピードで水面を滑走することもできるとか。自分の足で水面を走る感覚、やみつきになりそうです!

城下町の文化を感じる和菓子屋さんめぐり

スポーツを楽しんだ後は、やっぱりおやつタイム!甘〜い和菓子を求めて彦根の城下町へ。彦根城の近くにある「四番町スクエア」には、地元の人々から愛される老舗和菓子店が軒を連ねます。

最初に訪れたのは、「親玉製菓」。「今は作っているお店が少ないようで、特に大阪出身のお客さんに人気なんですよ」と教えていただいた「ニッキ餅」をいただきます。

きめが細かくて、すごく柔らかい!ふわっと香るニッキの味がどこか懐かしく、癖になりそうです。もう一個…と言いたいところをグッとこらえて次のお店へ。

次に訪れたのは「わかくさ堂」。

名物のよもぎだんごは売り切れてしまったとのことで、季節のお菓子「かしわ餅」をチョイス。もちっとした弾力のある生地につぶ餡の優しい甘さ、そしてお餅を包む葉っぱのさわやかな香りがベストマッチ!思いがけないおいしさに出会えて、むしろラッキーだったかもしれません。

最後は昭和30年創業の老舗「古川日登堂」へ。秋の限定商品「ぶどう大福」をいただきます。

大きいぶどうがまるごと入っていて、とってもジューシー!使われているのは皮ごと食べられて種もないナガノパープルだそうで、さわやかな甘さが白餡とよく合います。春には限定でいちご大福も作られているそうで、そちらも気になります!

旬の食材をおいしくいただく創作和食「花・笑家」

まる一日遊んでほどよく疲れたところで、待ちに待ったディナーのお店「花・笑家」へ。風情ある門をくぐって玄関を開けると、店主の楢木さんが笑顔で迎えてくださいました。

「お店は今年で26年目。もともとは洋食出身なのですが、日本酒が好きで創作和食のお店を始めました。食材は滋賀のものもそれ以外のものも使いますが、必ず自分で現地まで行って仕入れ業者さんを探します。季節の味や、旬の食材を楽しんでもらえる料理を大切にしています」

特に人気のコース料理は、月ごとに内容が変わるのでリピーターも多いのだとか。お話を聞きながら、まず一杯目はビールで乾杯!

本日の前菜は、ビワマスの燻製やローストポーク、グレープフルーツのジュレが丁寧にあしらわれた見た目にも美しい一皿。これは最初からお酒が進みそうです。

続いては、鯉のお造りに彦根で作られた乾燥湯葉を添えたもの。

新鮮でプリプリした鯉の身と、パリッと香ばしい湯葉がよく合います。

滋賀県の郷土料理「鮒ずし」は、楢木さんが9ヶ月かけて仕込んだお手製です。

「鮒ずしは人によって作り方が違います。うちは発酵を促すために酒粕を少しだけ入れているのがポイント。今年は大きいフナを使ってみたら、酸味が柔らかくておいしい鮒ずしができました」

鮒ずしにはやっぱり日本酒!ということで、店主おすすめの一杯をいただきます。

その後も「エビとトマトリゾットのコロッケ」、

「ビワマスのトマト味噌焼き」など、旬の食材をふんだんに使った創作料理が次々と運ばれてきます。そろそろお腹いっぱいなはずなのに、新しい料理が出てくる度に「次はどんな味?」とワクワクしてしまいます。

締めの一皿は、全粒粉を使った手打ちうどん。

コシの強いモチモチとした麺に梅とろろがよく絡んで、これもまた絶品!落ち着いた空間で、最初から最後までずっとおいしいお料理を楽しんだ、とても贅沢な時間でした。

琵琶湖をまるごと遊びつくそう!

食べて、遊んで、祈って、いろんな方法で琵琶湖をまるごと楽しんだ一日でした。自然の中でアクティブに遊びたい時、リフレッシュしたい時には、ぜひ琵琶湖を訪れてみてください!